ひろ〇きサンの高齢者の医療に関するTweetを読んで

昨日ひろ〇きサンが高齢者の医療費の問題についてTweetしてバズっていました。
「寝たきり老人の胃ろうに保険適用しません。飯が食えない老人は自費で生き残るか諦めてください」と言える政治家が必要になります。嫌われる役割を未来のために誰が背負うのか?
などと…
私ひろ〇きさんをフォローはしてないんですが、高齢者の医療について問題提起されている方をフォローしていて。その方が上記のTweetにコメントやリツイートをされていたのです。
あのひと独特な言葉の選び方で、読んで傷つく方も多いんじゃないかとは思いますが……。でもこの問題にハッキリものを言える人は少ないなか風穴をあけてくれたような気がして、いいね押しました。
このブログで、前にこんな記事を書いていました。
これからも健康で仕事を続けたいけれど、いつか仕事ができなくなって、自分のことを自分でできなくなったら、長生きすることは望まないということを書きました。
長寿の国
日本は長寿の国だけれど、少子高齢化が進んで現役世代の負担がひどいことになってきています。
子供を増やす政策が必要とはだれでも言うんですが、高齢者の医療費に税金が大量に使われていることについて、はっきり言える人はいないだろうなって思っていました。
そしたら昨日、いま日本一声がデカいといっても過言ではないような人が言い出したから、ウケてしまいました。
高齢者から票を得なくてはいけない政治家や、高齢者を長生きさせればさせるほど儲かる人たちに怒られるから、あの人でもなければなかなか言えないよね。
高齢者の方へ
あれを読んで、さっさと逝けというのか…と悲しい思いをする高齢者の方もいると思います。そうではないんです。生きたい人にさっさと逝けといっているわけではない…
あの世からのお迎えが来て本人ももう静かに眠りたいというような方を無理やり生かし続けるような延命治療に、税金をたくさんつぎ込むのはやめないと、若者がつぶれてしまいそうですがどうしますか? という話です。
若者がつぶれるのは日本がつぶれるのと同じ。
つぶれる前に、若者が高齢者への敵意をむき出しにする世の中になっていくかもしれないということです。私はその方がずっとおそろしいです。
若い方へ
あのTweetを見て、高齢者と戦わなくてはと思う方もいるかもしれません。
負担が大きく、将来自分は今の高齢者のような社会保障を受けられないかもしれないとしたら、今社会保障を受けている高齢者に怒りがわくのは当然です。
できることなら知ってほしいのは、高齢者も高齢者予備軍も、延命治療を受けて長生きしたいなんて思っていないということです。
若者から費用を搾り取って1日でも長く生きてやろうなんて思っていません。
そういう制度になっていて、家族のためにがんばって長生きしましょうと言われているからそうしているだけの人がほとんどだと思います。
制度が変わればそれに従います。従うしかないです。
長生きするために若者と戦おうなんて、思うわけないです。
長生きすることで若者に迷惑をかけると知ったら、優しい人ほど早く召されるにはどうしたらいいかと悩み始めるでしょう。病院に行くことを控えるようになるでしょう。
人に迷惑をかけることを恐れる日本人ですから…
制度を変えるために高齢者と戦うのではなく、高齢者と協力する方法を考えるのはむずかしいでしょうか。
選択できるといいのに
私もこのブログで何回も書いているように、健康で好きな仕事を続けていきたいけれど、それができなくなったらなるべく早く召されたいと思っています。
でもそれって難しいことなんですよ。健康を目指しつつ長生きしないように、っていうのが…
ある年齢以上になったら、または脳や体の状態がある一線を越えたと診断されたら、延命治療または穏やかに最期を迎える治療(治療とはいわないかも?)のどちらにするか選べるのが当たり前になったらいいのになと思います。
その状態になった時、自分で判断したり意思表示したりする能力がないかもしれないので、そうなったらどうするかを自分で決めてあらかじめ意思表示しておけるようにして…
本人が意思表示できない場合、家族や医師の判断では延命治療に進みがちだと思いますから…
穏やかな最期という選択肢があれば、延命治療を全額自費としなくても、延命治療は自分から選ばない人が多いんじゃないでしょうか。お金がない人を見捨てることにはならないし、家族の心情的にも負担が軽いのでは。
なんてきっと浅い考えでまちがっているかもしれませんが、そんなことを考えました。
それにしてもこの問題、あまりゆっくり考えている余裕はなくて、早急に大きな変化がないと悲惨なことが起こる気がしてならないのです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません