ホルモン補充療法【HRT】はじめました

HRTホルモン補充療法やってる感想

50代になり、メンタルや体調面いろいろと不具合が出てきています。

イライラしたり、落ち込んだり、よく眠れなかったり、疲れやすかったり……

そしてLDLコレステロール値が高く、毎日薬を飲まなくてはいけなくなりました。

コレステロール値が高いというと、お酒を飲みながらこってりしたものを食べる中年男性のイメージだったんですが(偏見でした申し訳ないです)、私は酒もタバコものみません。

検査する数週間前からダイエットのため野菜中心のかなり健康的な食生活をしていました。

コレステロール値が高い=酒タバコ、こってりした食事が好き

とは限らないんです。

女性ホルモンが減った影響

こういったことは、今まで体を守ってくれていた女性ホルモンが、閉経とともに激減したことと関係があるらしい…

女性ホルモンの減少にともない、骨密度が低下したり、血管が硬くなったりということも起こってくるのだそうです。

骨がスカスカになって、骨折しやすくなったり、血管の病気が進行したりするというのはこわいですよね。

私はまったく自覚症状がないままコレステロール値が上がっていました。

コレステロール値だけが悪化したとは思えません。きっと他にも、まだ目には見えていないだけで、どんどん老化が進んでいるのだろうと思います。

今は内科に行っていますが、一度婦人科でも相談してみようと思いました。

婦人科に行ってみた

というわけで久しぶりに婦人科を受診しました。

内診もガン検診もしばらく受けていなかったので、ついでにやってもらいました。

やりましたよ…子宮体ガン検診。

子宮体がん検診は、子宮の奥の細胞を取られる時に痛みがあります。

時間にして10秒間ぐらいですかね…

「いでででででっ!!」と心の中で叫ぶぐらいの痛さでした。その後も1~2時間ジンジン痛かったです。細胞を削り?とられてますからね。

でもまあ、我慢できない痛みではないです。

エコー検査の時は、画面を見ながら説明してもらえました。

1センチぐらいの小さい筋腫がありましたが、閉経後なのでそんなに心配はいらない、半年に1回ぐらい検査して様子を見ていきましょうとのことでした。

更年期の症状について相談

メンタルの不調、睡眠の不調、疲れやすい…といったことを相談しました。

また、食事に気をつけているにもかかわらずコレステロール値が異常に高いということも。飲んでいる薬についてもお話しました。

すると、大きく分けて二つの治療方法があるということで…

漢方薬

一つ目は、漢方薬による治療です。

体調や症状に合わせて、症状をやわらげる漢方薬を処方してもらい、それを飲むと。

漢方薬には、女性ホルモンを増やす効果はないので、あくまでも症状をやわらげる効果を期待する治療方法です。

ホルモン補充療法(HRT)

私が自分で治療を受けるかどうかを決めるために調べた内容をまとめたものです。詳しい&正確な情報は、専門家の方が書かれた本や記事をお読みくださいね。

ホルモン補充療法(HRT)という治療法があります。

女性ホルモンが不足して起こる不調なら、女性ホルモンを体に補ってあげればいいじゃない、ということ。

わかりやすいですね。

ホルモン補充療法(HRT)は、女性ホルモンを飲み薬や貼り薬で体に補充する治療法です。

女性ホルモンとは

ホルモンといったら焼き肉屋のメニューにある豚ホルモン、牛ホルモンとか、もつ鍋の材料を思い浮かべる人も多いかと思います。(←私)

女性ホルモンも、なんかああいう、白くてくにゃくにゃしたものなのかなー?と思う人もいるかもしれませんが、そうではないんですって。

ホルモンは、体の中で作られる物質で、体の部分へいろんな指令を伝える大事なものなのだそうです。

女性ホルモンの他に、成長ホルモン、アドレナリン、甲状腺ホルモンなどはよく耳にしますね。

量はほんのわずかですが、体の成長や代謝、気分などに大きな影響を与えるものです。

女性ホルモン

卵巣から分泌されるホルモン

  • エストロゲン(卵胞ホルモン)
  • プロゲステロン(黄体ホルモン)

皮膚、メンタル、骨密度、コレステロール、代謝等、女性の美と健康に影響する様々な働きをするホルモン。

閉経とともにこの女性ホルモンが激減します。

女性ホルモンを貼り薬や飲み薬で体内に補給するのがホルモン補充療法です。

ホルモン補充療法の効果

ホルモン補充療法(HRT)にはこんな効果があるといいます。

  • ほてり、大量の汗といったホットフラッシュを防ぐ
  • 閉経後の骨密度の低下を抑える
  • 閉経後のLDLコレステロール値の上昇を抑える
  • 皮膚の老化を抑える
  • イライラ、落ち込み、不安といった気分を改善する

女性ホルモンを自力で分泌していた若い頃並みに補充するわけではもちろんありません。

閉経とともに激減してしまう女性ホルモンを、最低限補うということです。

私は特に、骨密度の低下やコレステロール値の上昇を抑える効果に期待しています。

肌や髪、女性らしい体型といった美容面への効果を期待する人もいると思います。

飲み薬?シールタイプ?

飲み薬は胃や肝臓に負担をかけるので、かぶれやすいといった心配がなければ張り薬をおすすめされました。体への吸収も良いらしい。

私は昔不妊治療を受けた経験があるんですが、その時もお腹にエストロゲンのシール貼ったなーと思い出しました。

なつかしい。あの頃も大変だったな…

HRTで心配なことやリスク

生理のような出血が起こることがあるとのこと。シールタイプは2日に1回など忘れずに貼り替えをしないといけないこと。

乳がんのリスクが少し上がるという研究結果もあるそうです。

この治療を受けるかどうかはよく考えて決める必要があります。

ホルモン補充療法を希望した

私は、ホルモン補充療法でシールを貼るタイプを希望しました。

HRTについては以前から調べていて、受けてみたいと思っていました。女性ホルモンが減ることによる体への影響に恐怖を覚えていたところだったので、補充できるものならぜひともって感じです。

ホルモン補充療法の貼り薬(シール)

シールは2種類出ています。

卵胞ホルモンのシール

エストロゲンのシール

エストロゲン(卵胞ホルモン)の貼り薬。2日に1回貼り替える。

黄体ホルモン+卵胞ホルモンのシール

卵胞ホルモンのシール

黄体ホルモンと卵胞ホルモンの両方を補充できる貼り薬。1か月のサイクルの後半、3日に1回貼り替える。

シールを貼る場所

下腹部に貼ります。

おへそより下で、まん中じゃなくても、少し横の方でもいいようです。同じ場所に続けて貼らずに、位置をずらして貼っていくと皮膚のために良いとのことでした。

シールを貼るサイクル

いろいろなパターンがあるらしいのですが、私は24日貼って6日間ほど休むという1か月間のサイクルをくり返すことになりました。

  • 1日目~12日目…エストラーナ0.72
  • 13日目~24日目…メノエイドコンビパッチ

残りの6日間程度は休薬期間。

1~24日目まで卵胞ホルモンを補充し、13~24日までは卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方を補充するというスケジュールです。

生理があった頃と同じようなサイクルを疑似的にまた始めるということで、どうなることか興味しんしんです。

ホルモン補充療法の費用

私の場合、1か月分の貼り薬代の自己負担額は、1000円と少しでした。

薬代の他に、定期的に検査や診察を受けるのでその分の費用は別にかかります。

費用はクリニックによってちがうでしょうけれども、思ったより安いという印象でした。

ホルモン補充療法はいつまで続けるのか

何年でやめないといけないということはなく、70歳、80歳になっても続ける人もいるそうです。

更年期特有の症状をやわらげたい

→更年期特有の症状が出なくなったら薬を減らしていってやめてもいい

女性ホルモンの補充による健康面への良い効果を期待

→リスクを理解したうえで希望するならいつまで続けてもいい

貼ってみた感想

貼ったところに痒みなど何か気になるということはありません。

薄いシールなので邪魔に感じることもなく、貼っていることを忘れるぐらいです。

すぐに効果が?

まだ始めたばかりでHRTの効果かどうかはわかりませんが、貼り始めたその日から、夜よく眠れるようになっています。

年とともにあまり眠れなくなってきていました。

この頃特に、寝つきが悪い→夜中に何度も目が覚める→その後何時間も眠れないときもある→明け方にウトウトして朝起きられなくなる…ということが多くなっていました。

HRTを始めてここ数日は、スッと眠れて夜中に目を覚ますこともなく、朝アラームが鳴る少し前に自然に目が覚めています。

よく眠れないのはうつっぽいのかなと思っていたんですが、更年期障害の症状のひとつだったのかもしれません。

もしこれがHRTの効果だとしたらうれしいです。

これからの心配

気になっているのは、生理のようなものが来るかもしれないということ。生理痛やPMSが復活したりしないのかな?とか…

あとはやっぱり、更年期の体の不調が和らぐ実感を得られるのかどうかということです。

コレステロール値が下がるといいな…

また感想を書きますね。

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